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テント倉庫の生地張り替え

テント生地は10~15年で寿命を迎え、劣化した部分から雨漏りなど症状が生じるため、定期的な張り替えが必要になります。

経年に伴うシートの状態の変化

設置時
設置時のシートは表面に艶があり、雨が降ると水を弾きます。シート表面に施された撥水性の高いコーティング・加工によるもので、雨水が滑りやすくなり、水玉ができ流れやすくなります。
数年後
表面には艶がありますが、雨が降ると筋状になって流れます。表面のフッ素樹脂コーティング層が劣化し、撥水性が低下したためです。フッ素樹脂コーティングが劣化すると雨水が均一に滑り落ちず、筋状に流れるようになります。
8~9年経過
表面の艶がなくなり、雨が降るとシート全体が濡れた状態に。表面の塩ビ樹脂の劣化が始まって細かい凹凸が生じ、経年に伴い表面に亀裂や樹脂剥離が発生した結果です。劣化によりシート表面が不均一になり、雨水が均一に流れず、シート全体が濡れるようになります。
12~15年経過
屋根や軒部分(紫外線がよく当たる部分)が白っぽく見え、シートが固くなり手で触ると白い粉が付く特徴が表れます。この状態になると台風・積雪などの荷重による破損リスクが高まります。補修や交換が急務な段階であり、安全性や機能性の確保が必要です。

張り替え時にあわせてチェックしたい項目

  1. フレームの状態
  2. 基礎や支柱の安定性
  3. 付属品や取り付け部品
  4. 防水性と撥水性
  5. 補助構造物の点検
  6. 安全基準の遵守
  7. 環境への配慮
  8. 法規制の確認
  9. 機能性の確認